クリスマスが近づくと、玄関にリースを飾って季節感を楽しみたくなりますよね。
でも、「いつから飾るのが正解なの?」「海外ではもっと早く飾ってる気がする…?」など、飾り始めのタイミングは意外と迷いやすいポイントです。
実は、クリスマスリースの飾る時期には“はっきりとした決まり”があるわけではなく、国や地域・家庭のスタイルによって大きく違いがあります。
日本と海外では文化の背景も異なるため、飾り始めや片付けのタイミングが変わるのも自然なことなんです。
この記事では、
・日本での一般的な「飾り始め」時期
・海外(アメリカ・ヨーロッパ)の飾り始め
・いつ外すのが良いか
・国ごとの文化の違い
を、ていねいにわかりやすくまとめています。
クリスマスの準備をスムーズに進めたい方や、玄関まわりを素敵に整えたい方はもちろん、「今年はちょっと丁寧に飾りたい」という人にもきっと役立つ内容です。
あなたの生活スタイルに合ったベストなタイミングが見つかりますように──そんな思いでまとめました。
クリスマスリースを玄関に飾るベストタイミング

クリスマスリースを飾る時期には絶対的な決まりはありませんが、「だいたいこの頃から飾るのが自然」という文化的な流れは存在します。
日本では“季節のイベントとして楽しむ感覚”が強い一方、欧米では宗教行事としての意味を持つため、スタート時期が少し異なることも。
まずは、日本での一般的な飾り始めについて整理していきますね。
日本ではいつから飾る?一般的な目安と理由
日本でクリスマスリースを飾り始めるタイミングとして多いのは、
✔12月に入ってから(12月1日〜)
✔アドベントの開始前後
✔街中の装飾が増え始める時期(11月下旬〜)
あたりです。
「これが正解!」という決まりはありませんが、季節のイベントとして楽しむ日本では、街の雰囲気や自分のライフスタイルに合わせて飾る人がほとんど。
特にアドベント(待降節)が始まる 11月最終日曜~12月24日までの期間 は、クリスマスの準備をする期間として広く知られています。
リースは“幸せを呼び込む魔除け・永遠のシンボル”として飾られてきた歴史があり、玄関に飾ることで「新しい一年に向けて家の気を整える」ような感覚で楽しむ家庭も多いです。
また、最近ではハロウィンが終わるとすぐにクリスマスムードが広がるため、11月中旬〜下旬から飾り始めてもまったく問題なし。季節感を先取りしたい方にはむしろ人気の時期になっています。
「12月に入ってからだと慌ただしい」「早めに楽しみたい」など、家庭によって考え方はさまざま。
自分がワクワクし始める時期が“ベストタイミング”とも言えますね。
海外(アメリカ・ヨーロッパ)ではいつから飾る?
海外ではクリスマスリースを飾るタイミングに“はっきりした根拠”がある地域が多く、日本よりも文化的背景が色濃く反映されています。
とくに欧米ではキリスト教の行事としてクリスマスを迎えるため、「どの日から準備を始めるか」にはそれぞれの伝統や習慣が深く関わっています。
ここでは、アメリカ・イギリス・ドイツ・フランスなど、主要な国別の違いも交えて詳しくご紹介します。
アメリカ|サンクスギビング明けから一気にクリスマスモード
アメリカは “サンクスギビング(11月第4木曜)” の翌日から クリスマス準備が本格スタートします。
- 祝日明けの金曜「ブラックフライデー」は大規模なセール
- この日を境に街中のイルミネーションが解禁
- 家庭でもリース・ツリー・ライトアップを一斉に飾り始める
つまり、
アメリカでは11月末から飾るのが大定番。
宗教的な意味だけでなく、
「冬のイベントのスタート!」
というワクワク感も強く、全体的に準備が早いのも特徴です。
イギリス|アドベントの始まり(11月末〜12月頭)が合図
イギリスではキリスト教文化が深く根付いているため、
アドベント(待降節)に入ると飾り付けスタート というのが一般的。
アドベントは
✔ クリスマス前の4週間(11月末〜)
✔ 日曜からはじまる宗教的準備期間
そのため、イギリスの家庭では
・リース
・アドベントカレンダー
・ツリー
を同じタイミングで出す家庭が多いです。
街全体もアドベントに合わせて華やかになり、
「12月に入る前から飾る」 のが普通という感覚なんですね。
ドイツ|クリスマスの本場。アドベントは特別な期間
ドイツはアドベント文化の中心といわれるほど、
クリスマスに向けた準備をとても大切にします。
- アドベントの最初の日曜日に アドベントクランツ(花輪) を飾る
- 毎週1本ずつキャンドルに火を灯す
- 街にはクリスマスマーケットが登場
ドイツではリースが “祈りの象徴” として飾られることもあり、
文化的にも非常に重要なアイテム。
家庭でも 11月末〜12月頭の早い時期 に飾るのが一般的です。
フランス|町全体が11月最終週から本気モード
フランスもアドベントに合わせて飾り付けが始まりますが、特徴的なのは…
- 街のイルミネーションがとても早い
- マルシェ(市場)がクリスマス仕様に変化
- 家庭ではデコレーションやリースを11月末から開始
パリやストラスブールでは、11月後半にはすでに華やかなモードに入るため、リースも早い家庭では 11月下旬から普通に飾る ことも多いです。
イタリア|飾り始めは「12月8日」が正式な合図
日本ではあまり知られていませんが、
イタリアには “12月8日は飾り付けの日” という伝統があります。
12月8日は「Immaculate Conception(無原罪の御宿りの祝日)」
宗教的にとても大切な日で、この日が飾り付けのスタート。
- 12月8日にリース・ツリーを出す家庭が多数
- 急に街全体がクリスマス仕様に変わる
- 教会のミサや祝福が行われる地域もある
イタリアは「宗教的な節目=飾るタイミング」という文化が強く、他の国より開始が少し遅めなのが特徴です。
共通するのは「準備期間をゆっくり楽しむ」こと
海外ではクリスマスが宗教的意味を持つことが多いため、飾り付けの時期が家庭の伝統に深く結びついています。
準備期間を大切にし、長く楽しむために“11月中に飾り始めるのは普通”という感覚の国も多いんです。
海外の家庭では、以下のような考え方が広く共有されています。
- 宗教行事(アドベント)の開始日を基準にする
- 家族で準備を楽しむ期間を長く取りたい
- 飾る=祈り・伝統・家族時間の象徴
- 11月中に飾っても全く不自然ではない
つまり、
日本より“かなり早く飾る”文化が一般的 なんですね。
クリスマスリースはいつ外す?外す時期の目安

飾り始めの時期と同じくらい迷いやすいのが、「クリスマスリースをいつ片付ければいいのか」という問題。
日本では“年末の大掃除と一緒に収納する”という流れが多いですが、海外では宗教行事に合わせて片付ける家庭も多く、国ごとにルールが大きく違います。
ここでは、日本と海外それぞれの「外すタイミング」とその背景をていねいにまとめていきます。
日本の一般的な片付け時期(26日以降・年内に片付け)
日本の場合、クリスマスリースを片付けるタイミングは、
✔ 12月26日以降
✔ 年内(28~30日頃)までに片付ける
というパターンが最も一般的です。
▼ 26日以降に外す家庭が多い理由
クリスマスが「イベント」として定着している日本では、
“クリスマス当日が終わったら気持ちが年末に切り替わる”
という流れが大きな理由。
- 街のBGMや装飾が一気にお正月モードに変わる
- 仕事納めや大掃除が始まる
- 年越し準備が本格化する
こうした季節の切り替えによって、
26日~年末にかけて片付ける家庭が圧倒的に多い んですね。
▼ 年末までに片付けるほうが良い理由
日本にはお正月飾りの文化があり、玄関周りのしつらえを整えるのが年越し準備のひとつ。
- 門松やしめ縄を飾るため
- 大掃除後の玄関をきれいに保つため
- 年神様を迎える準備をしたい
この考え方から、クリスマスの装飾は“年が明ける前に片付けるもの”という感覚が強くなります。
▼ 早めに片付ける場合も
- 仕事が忙しい
- 年末に外出が続く
- 掃除のタイミングが合わない
こんな理由から、24日・25日中に片付ける人もたまにいます。
ただし一般的には、
「25日までは飾っておく」
という家庭がほとんどですね。
海外の片付け文化(エピファニーまで・国ごとの違い)
海外ではクリスマスリースを片付ける時期が、
“宗教行事の区切り” に基づいているため、国によって明確な基準があります。
アメリカ|年明けの数日~1月の第1週にかけて外すことが多い
アメリカでは、
✔ 年末〜1月1日まで飾る家庭が多い
そして、
- 1月1日〜6日頃
- 家族が揃う週末
- 大掃除のタイミング
などに合わせて外す家庭が一般的。
宗教よりも“家族イベント”として過ごす側面が強いため、片付けは比較的ゆるやかです。
イギリス|“トゥエルフス・ナイト”が片付けの合図
イギリスでは伝統的に、
✔ 1月5日または6日(Twelfth Night/十二夜)
に飾り付けを一斉に片付けます。
クリスマスから12日後にあたるこの日は、
キリスト教の古いカレンダーで“すべての装飾を片付ける日”とされてきました。
この日に片付けないと「一年の幸運を逃す」という言い伝えもあるため、イギリスではしっかり守られている家庭が多いです。
ドイツ・オーストリア|1月6日「エピファニー(公現祭)」まで
ドイツやオーストリアでは、
✔ 1月6日のエピファニー(公現祭)
が区切り。
この日は「東方の三博士」がキリストのもとを訪れた日とされ、宗教的にとても重要。
そのため、リースやツリーを含めたクリスマス装飾は、1月6日まで片付けないのが一般的 です。
フランス|エピファニー終了後が片付けの基本
フランスもドイツと同じく、
エピファニーの1月6日まで飾る家庭が多い です。
この日には「ガレット・デ・ロワ」というお菓子を食べる文化もあり、
“エピファニーが終わる=クリスマスシーズンの終了”
という感覚が根付いています。
イタリア|1月6日まで飾るのが正式
イタリアは、クリスマスの伝統を特に大切にする国。
- 飾り始めは12月8日
- 片付けは 1月6日
という明確な流れがあり、
家族でパーティーをした後に片付ける家庭が多いです。
海外の“片付け時期”の共通点
海外のクリスマスリースの片付け方は、日本とは大きく違いがあり、文化や宗教行事が深く関係しています。
国ごとのルールに差はあるものの、欧米諸国には“共通して見られる片付けの考え方”がいくつか存在します。
ここでは、その共通点をもう少し丁寧に整理してご紹介しますね。
① 日本より片付ける時期が遅い(約10日〜2週間ほど長い)
日本では25日が過ぎると一気にお正月ムードに切り替わるため、
26日〜年末までに片付ける家庭がほとんど。
一方、欧米では「クリスマス=家族でゆっくり過ごす期間」という認識が強く、
クリスマス当日のあとも“祝祭期間”が続くという感覚が一般的です。
そのため、
- 年末まで飾り続ける
- 年明け1月1日〜6日頃に外す
- 仕事始め前の週末に片付ける
という家庭が多く、
結果的に日本より10日以上長く飾るのが普通になっています。
②「1月6日のエピファニー(公現祭)」がひとつの大きな節目
欧米諸国の片付け文化の中でも特に重視されるのが、
1月6日の「エピファニー」。
エピファニーはキリスト教において
「東方の三博士がキリストに出会った日」
とされ、クリスマス物語の締めくくりにあたる大切な祝日です。
この日の前後に装飾を片付けるのが伝統となっている国も多く、
- イギリス(Twelfth Night)
- ドイツ
- フランス
- オーストリア
- イタリア
などでは、
“1月6日まで飾るもの”として受け継がれています。
この文化があるため、欧米ではクリスマスリースが1月初旬まで玄関に残っていてもまったく自然なんですね。
③ 片付け時期は“宗教行事”がベースにある
欧米におけるクリスマスは、日本のようなイベントではなく、
宗教行事としての意味合いが非常に強いのが特徴です。
そのため、
- アドベント(準備期間)が始まる → 飾り始め
- エピファニー(祝祭の終わり)を迎える → 片付け
というように、
キリスト教の暦(教会暦)に沿って行う家庭が多くなります。
国ごとの差はあっても、
「宗教行事を大事にする文化の中で、自然と片付けのタイミングが決まっていく」
という考え方が広く共通しているんですね。
⭐まとめると…
海外の片付け文化には、以下のような共通点が見られます。
- 日本より長く飾る → 1月初旬まで普通に飾り続ける
- 1月6日のエピファニーが、装飾を外す大きな節目
- 宗教・伝統行事に基づいて片付けるため、国をまたいでも考え方が似ている
このため、「日本ではすぐに片付けるのに、海外の玄関にはまだリースがある」という光景は決して不自然ではなく、むしろ文化の違いがしっかり表れている部分なんです。
玄関にクリスマスリースを飾る意味

日本では、クリスマスリースを12月25日のクリスマスが終わると同時に片付ける家庭が多いようです。
クリスマスリースは「ただのかわいい飾り」ではなく、古くからさまざまな願いや象徴が込められてきた特別なアイテムです。
リースの丸い形、使われる植物や色、そして“玄関に飾る”という行為にも一つひとつ意味があります。
ここでは、リースの由来や象徴に触れながら、玄関に飾る本当の理由をわかりやすくまとめていきます。
① リースの“丸い形”は「永遠」「循環」「平和」の象徴
リースが丸い形をしているのは、“終わりのない円=永遠” を表しているためです。
- 新しい一年の幸せが途切れず続くように
- 健康と平和がめぐり続くように
- 家族の絆がいつまでも続くように
こんな願いが込められ、欧米では「平和と希望の象徴」として玄関に飾られるようになりました。
② 玄関に飾るのは“幸運を呼び込み、悪いものを退ける”ため
玄関は、家に良い運気も悪いものも入ってくる“入口”とされることから、
リースには 魔除け(まよけ)・幸運招来 の意味があります。
とくに北欧やドイツでは、
冬の厳しい時期に「緑=生命力」を象徴する木々を玄関に飾る風習があり、
“災いを遠ざけ、新しい幸運を家に呼び込む”
という願いが長く伝わっています。
③ 使用される植物にはそれぞれ意味がある
クリスマスリースに使われる植物にも、古くから象徴的な意味が込められています。
● ヒイラギ(Holly)
- トゲ:悪を寄せつけない
- 赤い実:生命力・太陽・繁栄
ヨーロッパでは魔除けの木として特に大切にされています。
● モミの木(Evergreen)
- 枯れずに青々とした常緑樹
- 「永遠の命」「不滅の希望」
寒い冬でも力強く葉を保つため、ポジティブな象徴として広まりました。
● 松ぼっくり
- 豊穣(ほうじょう)・繁栄
- 家族が豊かに暮らせるようにという願い
自然素材のリースが人気なのは、こうした意味が受け継がれているからなんですね。
④ 色にも意味がある(赤・緑・金は幸運カラー)
クリスマスカラーにはそれぞれ由来があります。
- 赤:愛・寛大さ・生命力
- 緑:永遠・再生・安らぎ
- 金:輝き・富・希望
玄関に飾ることで
「家全体の運気が高まる」
と考える家庭も多く、幸せを呼ぶ色づかいだと言われています。
🕊⑤ 家族の無事を祈る“お守り”的な意味も
欧米では、リースは単なるオーナメントではなく、
“家族を守るシンボル” として扱われてきました。
- 冬を無事に乗り越えられますように
- 災いが家に入りませんように
- この家の住人に幸せが続きますように
こうした祈りが込められ、古くから玄関に飾られてきたのです。
⑥ 現代では“おもてなし”と“季節感”の象徴に
現代の日本では、宗教的な意味よりも
・季節の訪れを楽しむ
・お客様を明るく迎える
・玄関の雰囲気を華やかにする
という感覚で飾ることが多くなっています。
ただし、もともとの象徴や願いを知ると、
毎日の玄関がちょっと特別に感じられるのも嬉しいポイントですね。
まとめ:飾る時期は柔軟でOK。自分の生活スタイルに合わせて楽しもう
クリスマスリースを飾る時期は、日本と海外で大きな違いがありますが、どちらが正しいというものではありません。
日本では12月に入ってから飾るのが自然と感じる家庭が多く、海外ではアドベントの始まりやエピファニーなど宗教的な節目に合わせる文化が根付いています。
いずれも、それぞれの暮らし方や大切にしてきた伝統によって形づくられたものです。
そして何より大切なのは、
「このタイミングが心地いい」と思える時期に飾ること。
早めに飾って長く楽しむのも素敵ですし、12月に入ってからゆっくり準備するスタイルももちろんOK。
お家の雰囲気や家族の予定、忙しさに合わせて、無理なく取り入れるのが一番です。
片付けについても、日本のように“年末までに整える”方法もあれば、海外のように“新年まで飾って楽しむ”という柔軟な考え方もあります。
自分の生活リズムにしっくりくる方法を選べば、飾る時間そのものがもっと楽しく感じられるはず。
クリスマスリースは、玄関を彩るだけでなく、お家の空気を明るくしてくれる小さな幸運のおまもり。
あなたのペースで、あなたらしいクリスマスを楽しんでみてくださいね。

