税の作文と言われても・・・普段あまり気にしていない子供さんたちにとっては何を書けば良いのだろうと、とても悩むところだと思います。
小・中・高生が夏休みの宿題や祖税教室が開かれた際に求められる感想文やレポート。
こんな宿題が一番嫌い!という方も多いと思います。
私もとっても嫌いでした。作文。
課題を受け取った生徒だけでなく、保護者としても「どのようにアドバイスをすればよいの?どのように説明すればよいの?」と悩むこともあるかと思います。
今回は、税に関する文章の参考例をいくつか紹介したいと思います。
税に関する基本的な書き出し方から、具体的なサンプル文まで取り揃えています。
「何を書いたら良いかわからない」だとか「面倒だから良い例文ない?」という方は、この内容を参考にしてみてください。
税に関する文章の意義
税に関する文章の背景には、「税に対する認識を高め、正確な理解を促進する」目的が存在します。
文章を作成する過程で、税に関する情報の収集は不可欠となります。
税としては何の種類が存在するのか 税の収入は何に利用されているのか 私達の日常に税はどう影響しているのか
これらの点を調査して、最終的に「税はやはり重要だ。納付することの大切さを感じる」という考えに導くのが狙いです。
もし「税は必要」という主題で文章を書きたくないという方には
- 税の廃止により私たちの生活がどう変わるのか
- 税の代わりに○○という制度が導入されたらどうか
- こんな課題に対して税を活用すればよいのでは
といった違う角度からアプローチするのも一つの方法です。
税金の作文ネタ 税の種類は?
さて、税の作文を書くには「税金のついてのネタ」が必要ですよね。 まずは、身近な物でどのような税金があるのかを紹介しますね。 日本の税金には以下のような種類があります。
- 消費税
- 所得税
- 法人税
- 住民税
- 固定資産税
- 相続税
- 関税
- その他(自動車税、ガソリン税、酒税、入湯税、ゴルフ場利用税など)
税金って何に使っている?
さまざまな手段で収入される税金ですが、これらの税金は具体的にどのような場面やものに利用されているのでしょうか。
以下、具体的に挙げてみます。
- 学校や図書館、動物園、美術館他の公共施設
- ごみの回収や処理
- 警察官や消防士、救急サービスの運営
- 交通インフラの整備(道、信号設備、橋など)
- 医療サービス(治療費の一部が税金から支払われる)
- 介護や退職金のサポート
- 天災や災害時の復興活動
- 国の運営や議員の報酬
税金が消えたらどう変わる?
もし税金が存在しなかったら、公立の学校は存在せず、家庭の経済状況によっては子供たちが教育を受けられないかもしれません。
医療の際も全ての費用を自己負担しなくてはならなくなり、病気の人たちが医療を受けることが困難になる恐れがあります。
公の場所である公園や図書館は利用できなくなり、またゴミの処理も大きな課題となるでしょう。
ゴミ処理には企業が介入する可能性がありますが、それにはかなりのコストがかかると予想されます。
治安の保持を目的とする警察が存在しないため、安全に生活するための追加の費用がかかるかもしれません。
交通インフラも維持されず、通行が難しくなる可能性が高いです。
老人のためのサービスも利用できなくなり、家族内での負担が増大する恐れがあります。
また、自然災害が発生した際、サポートを受けることができなくなる可能性が高いです。
このように見ると、確かに「税金は私たちの生活にとって欠かせないもの」と感じますね。
税についての文章の基本の構成は?
税に関する文章の基本フレーム
「税に関する文章を書く内容が全く浮かばない」
そう感じるかもしれませんが、既定の形に沿って記述すると、予想以上にシンプルです。
その構成方法とは次のようになります。
1.はじめに・・・税に関心を持った背景
2.メイン文1・・・税に関しての調査内容
3.メイン文2・・・調べた内容についての考察
4.結論・・・考えてみた結果(結局、税金は重要)
この手順に従えば書き進められます。
しかし、これだけの情報ではまだ書くのが難しいと感じる方もいるでしょう。
そういう方のために、さらにシンプルな例を提供します。
このフォーマットを使えばスムーズに書ける
この構成に沿って進めば、税に関する文章は手軽に完成します。
はじめに・・・△△で税金が活用されていることを発見した。
メイン文1・・・そこで△△への税金の使用について詳しくリサーチしてみた。
メイン文2(考察)・・・もし税金の支援がなければ、△△はどう影響を受けるのだろう?
結論・・・税金はやはり必要だ。
△△の部分は好きなものを入れて良いですが、書きやすい例としては「教育、警察組織、救急サービス、火災対策、廃棄物の処理、医療サービス、災害時の対応」などが考えられます。
例えば「教育」を取り上げて考えてみると、
はじめに・・・私が通う学校でも税金の支援があることを知りました。
メイン文1・・・詳しい情報を探ってみると、小学生にかかる一年間の税金のサポートは、一人あたり約84万円もあるとのこと。
メイン文2(考察)・・・このサポートが無かったらどう影響するのだろう?おそらく学校に通えない子が出てくるかもしれない。
結論・・・そのため、税金は確かに重要だと思う。
このように考えれば、文章が形になりそうです。
上記のサンプルは短めなので、更に内容を充実させることも考えられますが、税に関する文章は基本的には簡潔なので、意外とすんなり書けるはずです。
「それでも、もう少し具体的なヒントがほしい!」
そのような方のために、後半でサンプル文を用意しています。
税金についての文章の構成
次に、税金に関する文章の書き方のポイントを見てみましょう。
導入部
導入部では、「なぜ税に関心を持つようになったか」を記述します。
自然に文章を始めるためのフレーズは「ある日、〇〇で税金が使われていることを知った」という形が良いでしょう。
特に小中学生の場合、身の回りのものや学校の環境を取り上げるとイメージしやすいでしょう。
本文1 税金について調べたことを書く
本文の中心は「自分が探求した内容」に焦点を当てます。
興味を持ったトピックがあるから、それに関して〇〇を調査してみた、という構造が理想的です。
「実際、自分が何かを調査したわけではない…」と感じる方も心配無用です。
インターネットで「〇〇と税金」や「〇〇の税金の活用」などと検索すれば、様々なデータや情報が手に入ります。これを基にして本文を構築するのがオススメです。
文字数が足りないと感じる場合、この調査した部分を詳細に記述しても良いと思います。
但し、どの部分を見て書いたのかネタ元を記載しておきましょう。
一方、文章作成が得意な方は、調査の内容は簡潔にまとめ分析や考察部分に時間を割くと効果的でしょう。
本文2 考察
考察部分は、自分が調査した内容に基づいて自分がどのように感じ、どのように考えたのかを明確にするセクションです。
ここは真に自分の意見や感想を述べる場所で、自分の考えをしっかりと伝えるポイントとなります。
調査した内容について、こう思うとか。この場合どうしたら良いのかなど。
締めの文章
最後の部分は、読者に「税金の重要性」を強く訴えるものとなっており、具体的な例や個人の感情を通して、税金の価値を伝えると良いと思います。
税金に関する議論は多岐にわたりますが、税金の具体的な影響とその大切さを明確に伝えてると良いと思います。
また、最後に「私が支払った税金は…税を払う価値は充分以上にあるのだと思います」という書き方が、税金が必要だということを感じさせることが望ましいと思います。
サンプル文例
小学生向け
タイトル:病気になったらすぐに行ける病院がなくなったら
最近、風邪をひいたので病院で診察を受けました。私の病院代は800円でした。同じ病気の症状で診てもらったお母さんは、お薬代も一緒に払ったので3,000円の費用がかかっていました。
同じ風邪なのになぜ料金に違いがあるのかと疑問に思ったら、私の病院代は市と国からの税金で払ってくれているそうです。また、お母さんの3,000円の病院代も本当はもっと高くて、国が7割もサポートしていると聞きました。
興味本位で調査してみると、私たちが日常的に支払っている税金は、さまざまなところで使われていることを知りました。
その中には、病院代のサポートも含まれていて私たちが病院にかかると、実際の料金の7割~9割が国からの援助があるのです。
そのため、私たちは怪我や病気になっても、お金を気にせずに診察が受けられます。
しかし、この税金がなくなって医療サポートが存在しなければどうなるでしょうか。
病院代が大幅に増えてしまって、たくさんの人がその負担に苦しむことになるかもしれません。
少しの治療で治るような状態でも、病院代が高くなってしまうと診察に行けなくなって、状態を悪くさせてしまうかもしれません。感染症の拡大や、病院での治療が可能であったにも関わらず命を失う可能性も出てきます。
このようなことを考えると、税金の重要性がよく分かります。
たとえば、100円の商品を購入する際に追加で支払う10円が、人々の命を救っているのであれば今後もその10円を支払うことは大事なことだと思います。
中学生向け
タイトル:経済サイクルと私の役割
通常、お金は社会の活動のエンジンと考えられます。
それは、巡り回ることで多くの利益をもたらします。
税金は、欲しい商品やサービスの価格に追加されたり、収入に基づいて徴収されるものです。
しかし、最初の段階では、自分や社会全体の利益になるとは感じられないことがあります。
私の家族は、一生懸命に仕事をしても多くの税金を支払い結果として受け取る金額が少ないと不満を述べることが多いです。
私自身はまだ仕事をしていないので、その感覚を完全に理解するのは難しいです。
しかし、学校用品を購入するときや友人とランチを楽しむときなど、私たちのような学生でさえ商品の価格にかかる消費税を支払っています。
「実際、あなたも税金を支払っているのよ」と母に指摘されたとき、私は驚きました。
私は、納税者というのは大人だけのものだと考えていました。
それから、税金のシステムやその働きに興味を持ち始めました。
例えば、消費税はどの年代の人からも一定の割合で徴収されるため、非常に公平に思えますが、収入のない子供や、生活費が厳しい人々にも影響を与えるため、負担が大きいとも言えます。
一方で、所得税や住民税は多くを稼ぐ人からは多く少なく稼ぐ人からは少なく徴収される仕組みです。
そのため、働くことによって他の人よりも多く税金を支払うことが公平でないと感じることも理解できます。
どの税制が最も公平かは私にはまだ分かりません。
しかし、個人から集められたお金は地域や国全体での大きな資金となり、公共施設の建設や道路の修復、社会的に困難な状況にある人々への支援などに使われています。
私が支払った小さな税金も、多くの人々の貢献と合わせて、何かの役に立っていると考えると心温まります。
私の通学路や学校の設備が、私自身の支払った税金で賄われている可能性もあります。
税金の流れを考えると、お金が社会のエンジンとして働いていることを実感できます。
そして、納税者としての役割に誇りを感じ何かを購入するときの消費税をより前向きに捉えるようになりました。
高校生向け
中学の最後の年、公民の授業で税金の大切さを実感しました。
公民の授業ではさまざまな税金、例えば消費税や法人税・所得税などの存在を学びました。
そして、これらの税金が医療や社会保障、公共のサービスや学校、道路や公園などの公共施設の運営にどのように使われているかも教えられました。
税金について深く学ぶうちに、これが我々の日常のサポートとなっていることがわかりました。
税金がなければ、我々の日常は大きく変わってしまうことを感じました。
たとえば、年金制度の消失や公共サービスのコスト増加、国の環境や衛生の低下などが考えられます。
私は税金の重要性を再認識しました。
しかし、今後税金が増えた場合、どこにそのお金が使われるのかが気になります。
私の希望としては、社会福祉への投資が増えてほしいと思っています。
現在の国際的な状況や経済の不安定さを考えると軍事支出が増える可能性も考えられますが、私は日本の国民の生活をサポートする方が重要だと感じています。
福祉の向上や、子どもたちや高齢者、障害を持つ人々の生活の質の向上を希望します。
日本をよりよくするためには、税金の適切な使い方が必要だと思います。
ただ税金を増やすだけではなく、その使い方が国民にとって意義あるものであるべきです。
私たち国民が選挙で良い代表者を選び、声を上げることも大切です。
私はまだ高校生ですが、税金の仕組みや国の将来について考えることは大切だと感じています。
詳しいことはまだ分かりませんが、私の将来の生活が安定して快適に暮らせるように税金を支払う意義を感じています。
まとめ
自身の実体験を取り入れることで、文章の質が向上し、読者の評価も高まりますし、筆者自身も表現しやすくなります。
実際に考えてみれば、身の回りの多くのものや場所に税が関わっているので、それをもとにした体験談も書きやすくなります。
税に関する作文をシンプルにまとめたい場合、子供たちに分かりやすい「もし税が存在しなかったら〇〇はどう変わるのか」という視点からアプローチすると良いと思います。
もし別の角度から取り組みたい場合は、自分の経験をベースにすると表現しやすくなります。
実際、さまざまな場面で税金は活用されているので、その点を起点にして内容を展開するのがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。