義実家に行くたびに悩むのが、「手土産どうしよう…」問題。
しかも、義両親から
- 「手土産なんていらないよ」
- 「本当に何も持ってこなくていいからね」
なんて言われると、今度は別の意味でドキッとしてしまいますよね。
「本当に持っていかなくていいのかな?」
「手ぶらで行ったら非常識って思われない?」
「“いらない”って言われたのに持って行ったら、空気読めてない感じになるかも…」
──どの選択をしてもちょっと気まずい未来がよぎってしまうのが、この問題のやっかいなところです。
この記事では、
- 「手土産いらない」と言う義両親の本音パターン
- 手土産を持たなくてもOKな場面/あった方がいい場面
- 義実家との関係がこじれないようにするための、失礼にならないポイント
- そのうえで、訪問が気まずくならないための、ちょうどいいコツ
を、やさしく整理していきます。
義実家との距離感は、「これが正解!」と言い切れないからこそ悩むもの。
「私だけが気にしすぎなのかな…」と落ち込む必要はありません。
自分の気持ちも大事にしながら、義両親の本音もできるだけ尊重できる、
“失礼にならず、気まずくならないライン” を一緒に見つけていきましょう。
義実家に「手土産いらない」と言われてモヤモヤ…この悩み、実はすごく多い

義実家から「手土産はいらないよ」と言われたとき、ホッとする気持ちと同時に、モヤっとした不安が押し寄せてくる人は多いです。
義両親の性格やこれまでの関係性によって、「本当にいらないのかな?」「何か裏の意味があるのかな?」と考え込んでしまうこともありますよね。
特に、SNSやネットの情報を見ていると、「義実家には絶対に手土産を持って行くべき」「いや、親なんだからむしろ遠慮した方がいい」など、真逆の意見が並んでいて、余計に迷ってしまいがちです。
でも実は、「どうするのが正解か」ではなく、「自分と義実家の関係にとってちょうどいいバランス」が大事。
悩んでいるのはあなただけではなく、同じようにモヤモヤしている人がたくさんいるということを、まずは知っておくだけでも少し気持ちがラクになります。
ここからは、義両親の本音パターンや、場面ごとの考え方を整理しながら、「失礼にならないポイント」と「気まずくならないコツ」を一緒に見ていきましょう。
「手土産いらない」と言う義両親の本音パターン

同じ「手土産いらない」という言葉でも、その背景にある気持ちは家庭ごとにまったく違います。
表面上の言葉だけを受け取ってしまうと、「持って行かなかったら失礼だったかも」「逆に持って行ったら、しつこいと思われたかな…」と、あとから自分を責めてしまう原因にもなりかねません。
そこでまずは、「手土産いらない」と言う義両親には、どんな本音パターンがあるのかを知っておきましょう。
ある程度パターンを理解しておくと、「うちの義実家は、このタイプに近いかも」とイメージしやすくなります。
もちろん、人の気持ちは一つに決めつけられるものではありませんが、「こういう可能性があるんだ」と知っておくだけでも、気持ちの余裕につながります。
本当に気を遣わせたくないケース
一番わかりやすいのが、「本当に気を遣わせたくない」という純粋な気持ちからの「いらない」です。
子ども夫婦に対して、「わざわざお金をかけてまで買ってこなくていいよ」「来てくれるだけで十分うれしいからね」という、親心から出てくる言葉とも言えます。
特に、年金暮らしだったり、これまで親戚づきあいの“手土産ルール”に疲れてきている世代ほど、「気持ちだけでいいよ」と感じていることも多いです。
このタイプの義両親の場合、「いらない」という言葉はあなたを否定しているわけではなく、「無理をしないでほしい」「身軽でいてほしい」という、優しさの現れとして受け取ってもよいでしょう。
社交辞令で言っているだけのケース
次にややこしいのが、「いらないよ」と言いつつ、実は社交辞令になっているパターンです。
日本人特有の表現として、「本当はあったら嬉しいけれど、わざわざ持ってきてとは言いにくい」という気持ちから、とりあえず「手土産なんていらないよ」と言ってしまう場合があります。
表向きは気遣いの言葉ですが、完全に手ぶらで来られると、少し拍子抜けしてしまう…という心理が隠れていることも。
このタイプの義両親は、豪華な詰め合わせを期待しているわけではなく、ほんの小さなもので構わないから、「これから(いつも)お世話になります」という気持ちを、ささやかな手土産という形で伝えてもらえると、うれしいと感じている可能性があります。
これまでの手土産が負担になっていたケース
少し気をつけたいのが、これまでの手土産が義両親にとって負担になっていたケースです。
たとえば、毎回量が多すぎるお菓子を持って行っていたり、冷蔵・冷凍のものをたくさん渡してしまったり、高価な品を繰り返し持って行っていた場合、「ありがたいけれど、正直ちょっと大変…」と感じていることもあります。
「手土産いらないよ」という言葉の裏側には、「気持ちは嬉しいけれど、もらっても持て余してしまう」「お返しを考えるのがしんどい」という、やんわりとしたサインが含まれている場合もあるのです。
この場合は、今までの手土産の内容や量を一度振り返ってみて、「もしかして負担になっていたかも?」と考えてみると、次の一歩が見えやすくなります。
家の中をスッキリさせたい・甘い物を控えているケース
最近は、年齢に関係なく「物を増やしたくない」「健康を意識して甘い物を控えている」というご家庭も増えています。
そのため、「手土産いらないよ」という言葉の背景には、家の中をスッキリ保ちたい気持ちや、健康上の理由が隠れていることもあります。たとえば、血糖値や血圧が気になっている義両親にとって、洋菓子や和菓子の詰め合わせは、うれしい反面、少し悩ましい存在になることも。
こうしたケースでは、「あなたからの手土産が嫌」という意味ではなく、「物や食べ物を増やしたくないだけ」という可能性が高いです。
ここを切り離して考えられると、「嫌われたのかな」と不安になりすぎずに済みます。
ケース別・義実家に手土産が「いらない」「あった方がいい」場面

同じ“義実家への訪問”でも、状況によってふさわしい振る舞い方は変わってきます。
短時間の顔合わせと、泊まりがけでお世話になる帰省では、義両親の負担感もまったく違いますよね。
そこでここでは、よくあるシチュエーション別に、「手土産を持って行かなくても失礼に見えにくい場面」と、「何かしら持って行った方が安心できる場面」を整理してみます。
すべての家庭に当てはまるわけではありませんが、「うちの場合はどれに近いかな?」と照らし合わせながら読んでみると、自分なりの基準が作りやすくなります。
短時間の日帰り訪問の場合
ちょっと顔を見せるだけの短時間の訪問なら、義両親から何度も「本当にいらないからね」と言われている場合は、手ぶらでもそこまで失礼には見えにくいことが多いです。
たとえば、近くまで行ったついでに立ち寄るときや、用事のついでに1〜2時間だけお茶を飲むようなシーンなら、「来てくれたこと」が一番のポイントになります。
それでもやっぱり気になる…というときは、あまり構えずに、コンビニやスーパーで買えるような、500〜1,000円ほどのプチ手土産にするのも一つの方法です。
・コンビニスイーツや季節のお菓子を少量だけ
・個包装のお煎餅や焼き菓子
・ペットボトルのお茶やコーヒーなど、その場で飲めるもの
こういったプチ土産なら、その場で子ども(孫)と一緒におやつタイムを楽しんでしまうこともできます。
訪問中にみんなで食べきってしまえれば、義実家の冷蔵庫やお菓子置き場を圧迫することもありませんし、「久しぶりに孫とおやつを食べられた」という、おじいちゃん・おばあちゃんにとってもうれしい思い出になります。
このくらいの気軽さなら、「わざわざそんなに…」と義両親に負担を感じさせずに、あなた自身も安心して訪問できるバランスになりやすいです。
お盆・正月など長期帰省で泊まる場合
一方で、お盆・正月・ゴールデンウィークなど、泊まりがけでお世話になる場合は、義両親が「いらないよ」と言ってくれていても、何かしらの手土産を用意しておくほうが無難です。
長期滞在になると、食事や洗濯・お風呂など、生活面での負担がどうしても増えます。
特に子どもがいる場合は、騒がしさも含めて、義実家側のエネルギー消費が大きくなることも。
だからといって、高級なギフトを準備しなければいけないわけではありません。
・みんなで分けて食べられるお菓子
・地元の名産品や、ちょっとしたご飯のお供
・義父母の好みを知っているなら、それに合わせたもの
こうした「お世話になります」の気持ちを込めた手土産であれば、金額がそこまで高くなくても十分です。
結婚の挨拶・初めての訪問の場合
結婚の挨拶や、入籍前後の初訪問など、「これからの関係を作っていくスタートライン」にあたる場面では、たとえ義両親が「本当にいらないからね」と言っていても、きちんと手土産を用意しておく方が安心です。
このタイミングは、どうしても「常識があるか」「きちんとした家庭で育っているか」といったポイントを見られやすいもの。お互いに緊張しているからこそ、形式的な部分が安心材料にもなります。
もちろん、ここでも大事なのは「心を込めて選ぶこと」。相手の好みがわからない場合は、誰にでも好まれやすい焼き菓子や、家族で食べられるお菓子など、無難なものを選べば十分です。
「本当にいらないよ」と念押しされた場合
何度も「本当に何も持ってこないでね」と念押しされたり、「自分たちも身軽でいたいから」と具体的な理由を伝えられた場合は、素直にその言葉を尊重する選択肢も大切です。
その代わり、手土産以外のところで気遣いを見せることで、義両親の負担感を減らすことができます。
・到着したら「今日はお世話になります」ときちんと挨拶する
・食事の準備や片付けを、こちらから積極的に手伝う
・長居しすぎず、ほどよいタイミングで切り上げる
このように、「物ではなく行動で感謝を伝える」イメージに切り替えると、義両親も「やっぱり来てくれてよかった」と感じやすくなります。
「いらない」と言われた時の“ちょうどいい落としどころ”

「義両親の言葉を尊重したいけれど、自分の中でモヤモヤが残る…」というときは、「持つ」か「持たない」かの二択にしないのがポイントです。
本当に悩むのは、どちらか一方を選んだときに、「これでよかったのかな?」と不安が付きまとってしまうことですよね。
そこでここでは、「いらない」と言われたときに試しやすい、現実的な“真ん中あたり”の落としどころを紹介します。
金額を下げて“気持ちだけ”のプチ手土産にする
今まで3,000円前後の手土産を用意していた人は、思い切って予算を少し下げてみるのも一つの方法です。
たとえば、日帰り訪問や短時間の滞在であれば、1,000円前後のプチギフトでも、「来てくれてありがとう」という気持ちはしっかり伝わります。
・スーパーやデパ地下で買える、少量のお菓子
・ちょっといい紅茶やコーヒー
・季節のフルーツを少しだけ
このくらいのボリュームなら、「わざわざ悪いね」と言いつつも、義両親の負担感はそこまで大きくなりませんし、あなたも「完全な手ぶらではない」という安心感を得られます。
消え物&個包装で後に残らないものを選ぶ
「物を増やしたくない」「甘い物を控えている」といったタイプの義実家の場合は、内容の選び方を工夫してみましょう。
日持ちがして、少しずつ食べられる個包装のお菓子や、お茶・コーヒーなどの飲み物は、あとに残りにくく、義両親のペースで楽しんでもらいやすいのが魅力です。
・個包装の焼き菓子やお煎餅の詰め合わせ
・ティーバッグタイプのお茶セット
・スティックコーヒーやインスタントカフェオレ
「お二人で無理なく食べきれる量にしました」とひと言添えると、「こちらの生活スタイルを考えてくれているんだな」と、より好印象につながります。
手土産の代わりにできる気遣い(家事・片付け・時間の使い方)
どうしても物を渡すことにこだわらなくていい場面では、「手土産の代わりにできる気遣い」に意識を向けてみるのもおすすめです。
特に、義両親が高齢だったり、体力に不安を抱えている場合、うれしいのは「物」よりも、「家事を手伝ってくれる人」だったりします。
・ご飯の配膳や片付けを率先して行う
・洗い物やテーブル拭きをサッと手伝う
・孫がいる場合は、義両親の負担にならないよう、早めにお風呂や寝かしつけを済ませる
こうした気遣いは、金額では測れない大きな“お礼”になります。「手土産はいらないよ」と言われたときこそ、行動で感謝を伝えていくチャンスだと思ってみても良いかもしれません。
不安ならひと言確認を◎ 角が立たない聞き方・返し方

どうしても「これで本当に大丈夫かな?」という不安が消えないときは、事前にひと言だけ確認してしまうのも一つの手です。
ただ、その聞き方によっては、義両親に「疑われている」と感じさせてしまうこともあるので、言い回しには少しだけ注意が必要です。
ここでは、角が立ちにくく、やわらかく聞けるフレーズや、返事の仕方のコツをまとめておきます。
LINEや電話でさらっと聞くフレーズ例
直接会って聞くと構えてしまう場合は、LINEや電話でさらっと確認しておくと、お互いに気楽です。
ポイントは、「手土産を要求しているように聞こえないこと」と、「義両親の気遣いを受け取りつつも、不安な気持ちも伝えること」です。
たとえば、こんなフレーズがあります。
・「◯日にお伺いする予定なのですが、本当に手土産は持たなくて大丈夫でしょうか?かえってお気を遣わせてしまっていたらすみません。」
・「甘いものを控えておられると伺ったので、もし何か必要なものがあれば教えていただけるとうれしいです。」
「いらないと言ったのに、まだ聞いてくるの?」と受け取られないように、相手の気遣いに対してこちらも配慮していることが伝わる言い回しにしておくと安心です。
「無理のない範囲で教えてくださいね」というスタンスをにじませておくと、義両親も答えやすくなります。
h3:「お気持ちだけで充分よ」と言われた時の返し方
よくある返事が、「お気持ちだけで充分よ」という一言です。
この言葉には、「本当に無理しなくていいからね」という優しさと、「そこまでかしこまらなくていいよ」という距離の縮め方が含まれています。
その気持ちを尊重しつつ、自分の不安も少し軽くしておきたいときは、次のような返し方がおすすめです。
・「ありがとうございます。それでは、今回はお言葉に甘えて手土産は控えさせていただきますね。その代わり、何かお手伝いできることがあれば遠慮なく言ってください。」
・「そう言っていただけてとても気がラクになりました。お伺いしたときは、片付けなどお手伝いさせてくださいね。」
こうした一言を添えることで、「本当にいらないのかな…?」という不安が、「じゃあその分、行動でお返ししよう」という前向きなエネルギーに変わっていきます。
夫(パートナー)をクッション役にする
どうしても自分からは聞きづらいときや、義両親の本音が読み取りにくいと感じるときは、夫(パートナー)をクッション役にするのが一番ラクです。
実の親子であれば、言葉の温度感や、口調のニュアンスから、「本当にいらないのか」「社交辞令なのか」を感じ取りやすい部分もあります。
・「お母さん、手土産いらないって言ってたけど、どんな感じの言い方だった?」
・「泊まりでお世話になるし、私は何か持って行きたい気持ちもあるんだけど、どう思う?」
こんなふうに夫に相談しておくことで、「うちの親なら、こういうときはこう受け取ると思うよ」という、生の感覚を教えてもらえます。あなた一人で悩み続けるより、ずっと心強いはずです。
逆に失礼に見えやすいNGパターン
最後に、義実家との関係をこじらせないために、なるべく避けておきたい振る舞い方も確認しておきましょう。
良かれと思ってやったことが、結果的に義両親のストレスになってしまうのは、お互いにとって残念なことですよね。
「やってしまいがちだけれど、気をつけたいポイント」を知っておくだけでも、防げるすれ違いはたくさんあります。
・義両親が何度も「いらない」と伝えているのに、毎回高価な手土産を持って行く
・量の多いお菓子や、冷蔵・冷凍品ばかりを渡してしまい、「消費する負担」を増やしてしまう
・義両親の好みや健康状態を無視して、自己満足で選び続けてしまう
・夫婦で話し合わず、モヤモヤを一人で抱えたまま不機嫌になってしまう
大切なのは、「世間の常識」だけで判断しないこと。
あくまで基準にするのは、「自分と義実家との関係性」と「相手の生活スタイル・体力」です。
ここを意識しておくだけで、失礼に見えやすい行動はぐっと減らせます。
まとめ:義実家の「手土産いらない」に振り回されなくて大丈夫
義実家から「手土産いらない」と言われると、どうしても「どこまで真に受けていいの?」と不安になってしまいますよね。ですが、言葉の裏側には、
・本当に気を遣わせたくない
・手土産の量や内容が負担になっていた
・物を増やしたくない、健康に気をつけている
といった、さまざまな背景があることもわかりました。
大切なのは、「絶対的な正解」を探すことではなく、
・訪問の目的や滞在時間
・義両親の性格や生活スタイル
・自分の気持ちと家計の負担感
これらを総合的に見ながら、自分たちなりのちょうどいいライン を見つけていくことです。
どうしても不安なときは、
・金額を下げたプチ手土産にしてみる
・消え物&個包装で負担になりにくいものを選ぶ
・手土産の代わりに、家事や片付けを積極的に手伝う
・ひと言だけ、角が立たない聞き方で確認してみる
こうした小さな工夫を積み重ねれば、「失礼にならないポイント」と「気まずくならないコツ」は、きっとあなたの中でしっくりくる形に育っていきます。
義実家との距離感に悩むのは、真剣に向き合っている証拠。完璧を目指さなくても、少しずつ関係を育てていく気持ちでいれば、それで十分素敵だと思います。

