2023年5月28日に静岡市教育委員会が清水区内の小学校に勤務する50代の女性教諭がクラス担任をする低学年の生徒たちに繰り返し暴言を浴びせていたと記者会見で発表しました。
28日の教育委員会の記者会見は、5月23日に会見した授業中に生徒の両足の太ももを粘着テープで椅子に固定するという不適切な指導を行った教諭について教育委員会と学校が共同で生徒たちや同じ職場の教諭たちに聞き取り調査を行ったところ発覚したことのようです。
どのような暴言だったのか、粘着テープで椅子に固定するような行為だけではなかったこの50代の女性教諭について気になりましたので調べていきたいと思います。
新たにわかった50代女性教諭の不適切行動とは?
静岡市清水区の市立小学校で低学年のクラスを受け持つ50代女性教諭が生徒を粘着テープで椅子に固定するという行為を行った問題で、教育委員会は追跡調査を行っていました。
その際に新たに不適切な発言を繰り返していたことが発覚しました。
新たに明らかになった事実とは、自分が受け持つクラスが騒がしい時に「うるせえ!」と複数回言っていたそうです。
また、泣いている生徒にむかって「涙をながすんじゃない!」とか「ピーピー泣くんじゃない!」と言っていたそうなのです。
5月28日に再度開かれた保護者説明会で校長先生と体罰や暴言をはいた50代の女性教諭が謝罪をして、
この女性教諭はクラス担任から外れることになったと説明されたそうです。
低学年のクラスが騒がしいのは仕方がないと思います。
また、生徒が泣いているのに「泣くな!」という発言は余計に泣いちゃうと思うのです。
私も泣くな!って言われたことがあります。必死に我慢するんです。
だけど、涙は止まってくれなくて・・・「泣くな」って言われれば言われるほど涙が出てきてしまった経験をみなさんもお持ちじゃないでしょうか?
このニュースだけでは、どこまで50代の女性教諭がきちんと話を聞いてくれていたのでしょうか。
またこの発言は、話を聞いてくれたあとの発言だったのかはわかりません。
いきなり「泣くな!」と強い口調で言ったのなら言語道断ですが、色々話を聞いてからの励ましの「喝!」的な「泣くな!」と言う発言だったならまだ、許せる気がします。
粘着テープで椅子に固定した不適切行為について
教育委員会の聞き取り調査で、授業中に繰り返し席を離れていた生徒に対して粘着テープで椅子に固定された生徒はこのように答えています。
「座っていられない?どうする?縛るか?」と先生に聞かれて生徒は「うん」と答えたそうです。
この生徒さんも座っていられないことが良くないことだとわかっていたのでしょうね。
だけどじっとしていられなかったのかもしれませんね。
だからといって粘着テープで縛ってはいけませんが。
この生徒も「本当にするとは思わなかった!はがすとき痛かった。」と答えているそうです。
そしてこの生徒さんは、この粘着テープで椅子に縛られたことを両親に話していなかったそうです。
その理由は「親に心配をかけたくなかった。さらに怒られると思った」と言っていたそうです。
そして、保護者説明会の際にこの生徒の保護者の方から「クラスのみんなに迷惑をおかけして・・・」と他の保護者の方々へ謝られたそうなんです。
この保護者の方や生徒さんが50代女性教諭に対してそこまでの悪い感情をお持ちでないことが少し救われた気持ちがします。
静岡放送がこの不適切指導のあったクラスの保護者の方に取材をされていて
「ちょっとしたことが私たちの子どもの時とは違って問題視される時代なので、先生もやりにくいとは思うが、今回は不適切だったなと感じる」
静岡放送(SBS)
「以前、担任をしてもらった近所の子どもは『好きな先生』と言っていたので、本来はよい先生なんだと思う」
静岡放送(SBS)
ですが、怖いと言って学校に行けなくなりお休みする生徒さんもいるようですので、
これらの不適切行為や発言を受けた生徒さんたちが、トラウマにならないように祈るばかりです。
世間の声
こういう時、副担任の先生の出番なんだと思うけどね。 うちの子の学校にもいて、廊下に出てしまったりした時、副担任の先生が子どもが落ち着くまで廊下で付き添ってあげてたりします。 地域によっては、副担任の制度って、ないのかな?? 先生ひとりだと、多動の子がいる場合、無理があると思います。
Yahoo!ニュースコメント
しかしこんなにニュースになってしまうと、児童本人や保護者はどうなのかな…変に目立ってしまわないのかな まだまだ個人の特性はなかなか理解されにい世の中です この児童が過ごしやすい環境で登校できるように学校や家庭、スクールカウンセラー等で話し合えるといいなと思います。
Yahoo!ニュースコメント
正直、支援が必要な子がいても、学校任せ、クラス任せで教育委員が積極的に介入してあげないと、先生がきついと思いますよ。不適切にならざる得ない環境もどうにかしてあげないと。保育所も担任だけに任せるのではなく、しっかり予算つけて補助担任いれましょうよ。国がそういうところに予算つけていきましょうよ。
Yahoo!ニュースコメント
世間の声を見ていて思いました。
先生が大変だということを。
もちろん体罰や暴言はいけません。絶対ダメです。
ですが、コメントを見ていて思うことは、「どれほど先生という職業が大変なのか」ということです。
私の世代は、まだまだ多様性のなど言ってもらえる時代ではありませんでした。
現在のように個性だとか多様性を求める教育にするなら、先生の人数はもっと増やした方がいいのでは ないかと思います。
先生でないとしても、カウンセラーさんをクラスに人ずつ配置するとか。
先生は、勉強を教える。補助の先生は生活面を教えるみたいな感じにわけないと大変なことになりそうだと思えてなりません。
まとめ
今回は静岡市清水区の50代女性教諭の不適切な指導(粘着テープで生徒を固定した)以外にも不適切な言動もあったということを調べてみました。
生徒も先生も追い詰められないような学校生活を送っていっていただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。